マーケティングリサーチ

詳細

市場動向・消費者調査

主にアンケート調査、グループインタビュー調査などを通じて、市場に関する動向や、消費者の実態について調査を行います。

具体的には以下のようなリサーチの内容があります。

  • マクロデータによる市場環境の分析
  • アンケート調査に基づく消費者の分析
  • 顧客データの分析
  • NRI 1万人アンケート調査に寄る消費価値観の時系列分析
  • シングルソースデータを基にした当該市場の動向分析

市場予測・需要予測

各種アンケート調査結果をもとに、各社のニーズに応じた予測モデルを構築し、市場予測・需要予測を行います。NRIでは万博の来場者予測など、需要予測については会社設立当時から得意分野として取り扱ってきました。豊富な実績とノウハウを活用し、市場変化の予測を行います。

性・年代別、地域別など、セグメントごとの商品・サービスの利用意向や利用実態のデータが収集できれば、それに人口などのマクロデータを掛け合わせることで、市場予測ができます。生活者データが時系列で蓄積されている場合、そのトレンドを経済、社会情勢、気候などのマクロデータから予測することで、さらに実現性の高い市場予測が可能です。

具体的には以下のような市場予測・需要予測のサービスを提供しています。

  • 各社の商品が該当する市場の市場規模の推計
  • 商品・サービスの売上高のトレンド分析
  • 全体需要の予測、商品・サービスの売上予測
  • 需要予測・売上予測モデルの構築

顧客満足度・購入者調査

各社の商品・サービスを購入・利用した人に対して、顧客満足度や購入理由などを把握するための調査を実施します。 顧客満足度や購入者の意識を正しく把握するためには、調査の手法、質問文や選択肢の内容、調査時期、対象者の抽出などがポイントとなります。単純に購入者やサービス利用者のすべてに対して調査するのではなく、効率的に、かつ、正しいデータを得られるための調査方法を提案します。 また、得られた調査結果については、商品・サービスの内容別、個人属性別、購入時期別など、様々な視点で分析を行います。数量化などの統計的な手法も用いて、顧客の満足度だけではなく、非満足の理由などもあぶり出します。

生活者に関する時系列データの提供

NRIでは、生活者の変化に関するデータを定点で取得しています。

日本人全体を対象に3年におきに実施している「生活者1万人アンケート調査」や、シングルソースデータ調査の中では、2ヶ月に1回のタイミングで消費者の価値観や消費スタイルの変化について把握しています。

これらの生活者に関する時系列のデータを、マーケティング戦略立案に活用していただくために提供しています。特に、新しく実施するマーケティング調査では、現状や将来に対するニーズは把握できますが、過去については把握することができません。現在の傾向が、過去と同じものなのか、過去からの継続的な変化によるものなのか、突然変異的な変化なのかなど、過去のデータと比較することで、これらの実態を明らかにすることができます。

主に以下のような時系列データを提供できます。

  • 生活者の属性(既婚・離婚率、近居・隣居、収入・資産、就労形態など)
  • 生活価値観・消費価値観、倫理観、趣味、保有している消費財、就労意識
  • 消費スタイル、消費者のセグメント
  • 各種メディアの接触状況(テレビ、雑誌、SNS、流行のWebサービス)
  • チャネル別の利用状況(店舗などのリアルチャネル、ネット購買など)
  • リアルチャネルとWebチャネル・サービスの使い分け
  • 商品・サービスの分野別の認知、購入・利用の実態や意向

ポジショニング調査

商品・サービスが、消費者にとって、どのような位置づけにあるのかを明確にするためのマーケティングリサーチを行います。NRIでは、消費者に対する研究を長年実施してきており、消費者セグメントを分けるための視点を数多く保有しています。それらのセグメントの考え方を活用し、消費者をセグメントにわけて、各社の商品・サービスの位置づけを明確にします。

ステークホルダー調査によるブランド力の把握

消費者や生活者の視点だけではなく、その他の視点からもマーケティングリサーチを実施します。主にコーポレートブランド戦略などを立案する際には、消費者の視点だけではなく、その他のステークホルダーにおける位置づけや課題についても把握することが重要になります。

ステークホルダーの調査の視点には、以下のような5つの視点があります。各ステークホルダーの意識を明らかにすることで、今後の企業価値を高めるために必要な戦略を立案することにつながります。

これらの調査を実施するためには、従業員に対しては「企業風土アンケート調査(コーポレートゲノム)」のフレークワークを活用します。学生については、就職を検討している学生などに限定して調査を行い、取引先については、対象となる企業に対して、アンケート調査やヒアリング調査を実施することでデータを収集します。また、株主に対しては、既存の株主に対するアンケート調査を実施するとともに、NRIのネットワークを活用して機関投資家やアナリストへのヒアリングを行い投資対象としての魅力を評価します。

ブランド・エクイティの計算

ブランド・エクイティを経済的に評価します。いわゆる「のれん代」と言われるようなコーポレートブランドの経済的価値について、各企業の公表財務データを利用して、ブランドの価値を資産します。

また、単純に財務諸表から経済的な価値を試算するだけではなく、ステークホルダーに対するマーケティングリサーチを行うことで、その価値の背景となっている各ステークホルダー別の位置づけなども明確し、今後のコーポレートブランド戦略につながるような提案も行います。

価格感応度調査

価格戦略を立案するために「価格感応度分析(PSM分析)」の調査を行います。

PSM分析とは、商品やサービスの最適な価格を設定するための調査方法です。各商品やサービスの価格を発売に設定することは難しい問題ではありますが、この方法を用いることで、最適な価格設定を行うことができます。

調査対象者に対しては、具体的な価格を提示して、購入意向を調査するのではなく、「いくらなら買いたいと思うか」や「いくらだと、品質が悪いと感じるか」などの質問を行うことで、妥当な価格を算出するための方法です。

PSM分析の方法は一般的な方法ですが、NRIでは、これを1年間通じて実施しているシングルソースデータの中に組み込むことで、データが欲しいタイミングでアウトプットを提供します。