自動車
自動車業界では、購買に至るまでのステップが段階を経て進むため、それぞれのステップにおいて、各広告が与えられた役割を果たすことが重要です。ブランド認知の獲得やブランドイメージ形成のために、広告の投下量が多くなるという特徴があります。
新型車投入やモデルチェンジ時には、テレビCMを中心に多くの広告が展開されます。また、商品の詳細情報を伝えるためのWeb関連の施策、店頭に誘導するための施策など、時期を集中した広告活動が行われる傾向にあります。特に車種のラインナップが豊富な企業では、ターゲットにあわせてクリエイティブ展開を用意する必要があり、多くのノウハウが投入されています。
シングルソースデータは、顧客のステップ各段階において、それぞれのメディアや施策に与えた役割が果たせているかを検証することに用いられることが多くなります。その際、当該車種の次施策がすぐに行われないケースも多いため、同一車種でPDCAサイクルを展開するよりは、成功・失敗の原因を蓄積し、他の車種へ知見を活かすという活用方法がよく見られます。
主な目標関数
- 購入意向
- 検索意向
- 来店意向
- メッセージ認知
- 企業イメージ、好感度
主なノルム値
- 10回接触時CM認知率
- 37.3%
- CM好感度
- 43.5%
- 概要認知への効果
- 0.8pt
- 購入意向への効果
- 0.7pt