歩きスマホを不快に感じるのは、52.9%

最近、街中で大変よくみかける"歩きスマホ"。マナー違反といわれることも増えましたが、他のマナー違反と呼ばれるものと比べてどの程度不快と感じられているのでしょうか。

出典）野村総合研究所　シングルソースデータ（関東エリア　男女20-59歳：7月30日調査N=2,272）

　"歩きスマホ"は、約半数の方が不快に感じており、同じスマホでできる"通話"よりもかなり大きく、歩きたばこや割り込み、ポイ捨てと同等であることがわかります。

出典）野村総合研究所　シングルソースデータ（関東エリア　男女20-59歳：3月5日調査N=3,102、7月30日調査N=2,272）

さらに、本年3月の結果と比較すると、不快に感じる方が急速に増えており、歩きたばこを追い抜く勢いです。歩きたばこに比べ、実際に目にする機会も多いため、印象としてはより強く感じられると思われます。

なお、性年代別にみると、やはり年齢が高いそうで不快に感じる方が多く、比較的女性のほうがその傾向が強いようです。

出典）野村総合研究所　シングルソースデータ（関東エリア　男女20-59歳：7月30日調査N=2,272）

ポケモンGOに興味のない人は、ユーザーに比べ、歩きスマホを1.5倍不快に感じる

それでは、最近、話題のポケモンGOとの影響を見てみましょう。楽しむためには、歩きながらの操作をする機会の多いアプリですが、実際に遊んでいる人とそうでない人で、歩きスマホに対する不快度はことなるのでしょうか。

出典）野村総合研究所　シングルソースデータ（関東エリア　男女20-59歳：7月30日調査N=2,272）

7月23日現在で、ポケモンGOを実際にダウンロードした459人のうち、38.1%の人が歩きスマホに不快に感じるのに対し、興味がない1,118人では60.0%の人が不快に感じるようです。

爆発的な普及をみせたポケモンGOですが、興味のない人の歩きスマホへの不快度は高いですから、共存するためには、マナーを守りながら楽しみたいものですね。

（松本　崇雄）