2017年7月 6日

年齢別で大きく異なる?!「"乳酸菌"の摂取理由」とは

 最近、"改めて"乳酸菌に注目が集まっているようです。ヨーグルトだけでなく、お菓子や飲料、サプリメントにも配合され、手軽に取り入れることができるようになりました。乳酸菌は腸内環境を整えることで有名ですが、免疫力や美容への効果も注目されています。ここでは、乳酸菌の摂取意向や、その理由について見ていきたいと思います。

女性の30%以上が乳酸菌を意識的に摂取中、50%以上が摂取意向あり

 20~50代の男女に対して、意識的に乳酸菌を摂取しているかを調査してみました。女性では、30%以上が乳酸菌を意識的に摂取しています。「今後摂取してみたい」人も含めると、女性の過半数となりました。年代があがるにつれ摂取以降が高まっており、最も割合が高いのは50代の女性です。「摂取中」が55.5%、「今後摂取してみたい」人も含めると、74.3%にのぼります。男性でも、40~50代では30%以上が乳酸菌を意識的に摂取しています。

あなたは、ふだん、食品・飲料やサプリメントを通じて、意識的に乳酸菌を摂取していますか。

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出典)野村総合研究所 シングルソースデータ(関東エリア 男女20~50代:N=2,062)

性年代で乳酸菌摂取の目的は異なる

 次に、乳酸菌の摂取理由を見てみましょう。乳酸菌を摂取中、もしくは今後摂取したいと思っている人に対して、理由を調査した結果を下のグラフに示しました。

 40~50代では男女ともに、「免疫力増強、病気予防」が45~60%となっています。一方で、20代女性では「便秘改善」「美容・美肌」が「免疫力増強、病気予防」よりも高くなっています。

 このように、性年代によって乳酸菌に求める効果はさまざまです。現状では、乳酸菌の摂取は「40~50代女性」中心、目的は「免疫力増強、病気予防」がメインとなります。今後、さまざまな乳酸菌配合商品のヒットによって、この構図も変わってくるかもしれません。

乳酸菌の摂取理由

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出典)野村総合研究所 シングルソースデータ(関東エリア 男女20~50代:N=2,062)(田中 渚子)