2017年6月14日

U-19で浸透するSNOW

SNOW(スノー)というスマートフォンアプリを知っていますか。10代(U-19)では大ヒットしているアプリですが、中・高齢者ではあまり知られていません。今回は10代で利用されているネットサービスについて見ていきます。

U-19では当たり前になったLINE、YouTube

10代におけるインターネット関連のサービスの利用率についてみると、LINEやYouTubeは8割近い人が利用しています。10代におけるコミュニケーションでは当たり前のツールとなっているようです。

また、インターネットを使ってテレビ番組などを視聴する新しいサービスであるAbemaTVやTVerというサービスも健闘しています。AbemaTVは12.7%の人が利用しており、すでにInstagramと同程度の利用率です。U-19世代における新しいテレビ番組の楽しみ方として今後の普及が期待されます。

10代で利用されているインターネットサービス(週に1回以上利用している割合)

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出典)野村総合研究所 シングルソースデータ(関東エリア 男女10代:N=248)

世代間の利用率の差が大きいSNOW

次に、SNOWの利用率を見てみましょう。SNOW(スノー)とは、スマートフォンで撮影した写真に対して、動物顔などのエフェクトがかけられる自撮りアプリです。日経MJが発表した「U-19ヒットランキング2016」でも堂々の1位に輝いたサービスで、10代ではほとんどの人が知っています。

SNOWのアプリのインストール率をみてみると、10代の場合は男性で28.6%、女性では41.2%となっています。これはスマートフォンを保有していない人も含めた10代全体を母数にした数値です。20代の女性では、まだインストール率が高いですが、その他の世代では低い水準であり、全体では11.6%のインストール率にとどまっています。U-19における利用率がいかに高いかがわかります。

新入社員やお子さんとのコミュニケーションで「知らないの?」と言われる前に、まずはインストールをしてみてはいかがでしょうか。

SNOWのインストール率

201706-14-fig-02.png出典)野村総合研究所 シングルソースデータ 2017年5月実施(関東エリア 男女10~60代:N=2,212)