2016年4月14日

お花見?花粉症?敏感肌?〜春の季節感は人それぞれ~

2016年の桜の開花は、東京都では平年より5日早い3月21日に観測されました。目黒川に隅田公園、千鳥ヶ淵に上野恩賜公園。桜の名所は今年も大勢の人でにぎわっていますが、今年のお花見シーズンも残すところあとわずか。桜が散りゆく一方で、花粉シーズンはスギにヒノキとまだまだ続きます。さらに、春先はまだ湿度が低く、飛び散る埃も相まって、肌トラブルにお悩みの人も多いでしょう。

国民の4人に1人が花粉症

NRIの調査によると、男女20~50代の23.7%が花粉症の症状を感じています。その割合は性別でみると女性の方が高く、年代別にみると女性は30~40代に、男性では40代に山があるようです。

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出典)野村総合研究所 2016年1-4月期シングルソースデータ(関東エリア、男女20-50代、n=3,495)

花粉症の人ほど敏感肌対策を

また、女性20~50代を対象に分析してみると、46.9%が敏感肌であると感じていており、59.5%がその対策をしています。敏感肌意識のある人よりも対策を行っている人の割合の方が高いことから、対策によって敏感肌の症状を予防している人がいることがわかります。

さて、これを花粉症の症状の有無別にみてみると、敏感肌意識もその対策の実施状況も、花粉症の症状を感じている人の方が高くなっており、花粉症の人ほど敏感肌を気にしている様子がうかがえます。年代別には、敏感肌意識は若年層ほど、かつ花粉症がある人の方が強く感じています。その一方で、敏感肌対策を実施している人の割合は必ずしも若年層ほど高いわけではありません。花粉症を感じていない人では年代に差はなく、花粉症を感じている人においては20~30代は40~50代ほどには対策を行っていないようです。

パステルカラーが店頭や誌面を彩り始めた今日この頃。おしゃれの裏で、ぜひ入念なお肌ケアも心がけ、花粉症シーズンと上手に付き合っていきましょう。

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出典)野村総合研究所 2016年1-4月期シングルソースデータ(関東エリア、男女20-50代、n=3,495)(高橋 弓子)