2016年1月26日

どのくらいの人が行っているの?~季節行事あれこれ~

この年末年始をどのように過ごされましたか?

野村総合研究所のシングルソース調査によると、2015年の年末や2016年の年始に予定している行事として、「年賀状の送付(喪中はがきを含む)」が最も多く53.9%、次いで「年越しそば」(53.2%)、「大掃除」(48.9%)となりました。他に主な行事では「初詣」(41.2%)、「おせち料理」(36.8%)、「お年玉」(29.6%)という結果でした。

これを聞いて、日本の伝統行事は今なおしっかりと受け継がれていると感じるか、半数以上の人が行っているのはもはや年賀状と年越しそばだけ!?と捉えるか、皆さんの感じ方は分かれるところでしょうか。

"ハロウィン好き"な人はどんな人?

ところで、ここ数年ハロウィンの話題が増え、10月末には渋谷に警察官が出動するほどのイベントになっています。同じくシングルソース調査によると、例年楽しみにしている季節行事の第1位は「正月」(39.7%)、2位は「大晦日・年越し」(33.5%)、3位が「クリスマス」(32.5%)で、「ハロウィン」と回答した人は6.2%に過ぎませんでした。

ということは、ハロウィンは仮装してハチ公前交差点を歩く一部の若者だけの楽しみなのでしょうか?たしかに、"ハロウィン好き"は20~30代女性に多くいるようです。ただ、男性は全般に低めですが年齢による差が少さく、40代が最も高いです。

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出典)野村総合研究所 2015年11-12月期シングルソースデータ(関東エリア、男女20-50代、n=2,267)

「例年楽しみにしている季節行事」や「2015年の年末や2016年の年始に予定している行事」についてハロウィンを楽しみにしている人とそうでない人の結果を比べてみると、ハロウィンを楽しみにしている人は他の行事を楽しみにしている割合も圧倒的に高いです。

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出典)野村総合研究所 2015年11-12月期シングルソースデータ(関東エリア、男女20-50代、n=2,267)

"ハロウィン好き"な人は、「クリスマス」の楽しみが「正月」を上回っている点が特徴的ですが、年末年始の行事も積極的に行っています。それぞれの行事を大切にし、楽しみ方を知っている人たちと言えそうです。ハロウィンを楽しむ人たちが増えると、日本の伝統行事もまた盛り上がりがみられるかもしれません。

(高橋 弓子)