2015年12月23日
次なる「街コン」のターゲット
ブーム後の街コン
2012年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされてから3年。一時的なブームを経た「街コン」は、現在でも根強く関心を持たれているようだ。首都圏在住の20-50代男女を対象に行った調査によると、最近流行している肉フェスの他、大型の音楽フェスティバルやテレビ局の夏イベントなどには劣るものの、一定数の人が街コンに興味を持っていることが分かる。
出典)野村総合研究所 2015年11-12月期シングルソースデータ(関東エリア:男女20-59歳:N=2,560)
関心はあるが参加していない、未婚の男性40代
未婚の男女のうち、どのような年代が「街コン」に関心を持っているのかを見ると、興味深い結果となった。20-30代の若年層が関心を持っていることは容易に想像がつくが、それ以上に40代男性の方が関心を持っており、その数は3割以上にも達するのである。
一方で、実際に「街コン」への参加経験があるのは20-30代がほとんどだ。未婚の男性40代は「街コン」に興味を持っているにもかかわらず、参加していないという実態が生じているのである。
「年齢制限によって参加可能な街コンが少ない」「一緒に参加してくれる人がいない」「心理的な抵抗感がある」など原因は様々考えられるが、出会いを求めるおひとりさま男性のニーズに注目してみてもよいのではないだろうか。
出典)野村総合研究所 2015年11-12月期シングルソースデータ(関東エリア 未婚の男女20-59歳:N=919)(小川 晃生)