2022年5月20日
ニュースリリース
「マーケティング分析コンテスト2022」を開催
野村総合研究所、「転換期のマーケティング」をテーマに「マーケティング分析コンテスト2022」を開催
~マーケティング指標や手法など、斬新なアイデアを募集~
株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、「転換期のマーケティング」をテーマに、「マーケティング分析コンテスト2022」を開催します。本コンテストは、NRIが3,000人の生活者から独自に収集したシングルソースデータ*1を、学術研究やマーケティング実務に活用していただくことを目的に、2007年から開催しています。これまでも、数多くの研究成果が学問やビジネスの場で役立ってきました。
NRIは、約250社の顧客企業を対象に、「Insight Signal(インサイトシグナル*2)」 という事業を行っています。この事業で収集している実際のシングルソースデータ(下記および【ご参考】を参照)を、コンテストの参加者に提供します。その膨大な消費行動データと企業の広告出稿実績から、本年度は「転換期のマーケティング」というテーマに沿って、研究していただきます。
審査は、研究成果として得られたマーケティング指標や分析手法の新しさ、着眼点の斬新さ、結果の有効性など、幅広い観点で行います。皆様から多数のご応募をお待ちしています。
■生活者の"メディア接触"と"消費行動"がひもづいた国内唯一のデータを提供
コンテストの参加者に提供するシングルソースデータは、同一人物から、「メディアへの接触状況」と「消費行動(商品・サービスの認知や購入)」を、2カ月にわたって収集した国内唯一のデータです。これを多面的に解析することで、生活者の行動や広告効果の分析がより正確なものになります。なお、2020年以降、今まで以上にマーケティング観点からの深耕が可能になるよう、「消費行動・消費意識データ」を追加しました。マーケティングを学ぶ学生・教育機関の方々や、実務としてマーケティングを実践している企業の方々に、積極的にご参加いただきたいと思います。
コンテストのエントリー期間は、2022年5月20日から9月30日までで、研究成果の提出締め切りは11月11日を予定しています。応募要領やこれまでのコンテスト結果については、【ご参考】および以下の専用サイトをご覧ください。
専用サイト「Insight Signal マーケティング分析コンテスト2022」
■今年のテーマは「転換期のマーケティング」
2022年5月現在、新型コロナウイルス感染症の流行拡大は収束が見えない状況です。ウクライナ情勢も含め、世界的な動乱のただ中でもあります。マーケティング領域においても「ウィズコロナ」「デジタルリテラシー」「データマーケティングの民主化」をキーワードにした時代のターニングポイントを迎えているといえます。今回のコンテストでは、転換期となる現在に打つべき手は何か、ついて分析が可能となるデータから、「転換期のマーケティング」をテーマに、企業の広告やマーケティング活動において役立つ研究成果を募集します。
NRIは、本コンテストを通じ、さまざまな視点から生活者の購買要因の掘り下げが行われることで、企業に広告・マーケティング戦略を見直す手掛かりや示唆が与えられ、生活者とのより豊かで適切なコミュニケーションが推進されることを期待しています。コンテストの結果は、専用サイトを通じて公表する予定です。
*1 メディア別の広告効果を生活者の視点で評価することを目的に、同一の調査対象者に対して、メディアへの接触状況、商品・サービスの認知や購入意向などを調査したデータです。シングルソースデータは、個人が特定される情報ではありません。
*2 広告、PRなどのプロモーション施策を、NRI独自のデータをもとに、分析・評価するサービスです。媒体選定、クリエイティブ作成の支援から、KPI設定やPDCA構築の支援も行います。
コンテストに関するお問い合わせ
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 玉岡、梅澤
TEL:03-5877-7100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 インサイトシグナル事業部
「マーケティング分析コンテスト2022」事務局 森田
TEL:03-5877-7396 E-mail:mac2022@nri.co.jp
ご参考
「マーケティング分析コンテスト2022」の概要等
1.参加資格
年齢、国籍、職業(社会人、学生)は問いません。グループでの応募も可能です。一人当たりの応募数に制限はありませんが、自作・未発表のものに限ります(ただし、受賞は一人1点までとします)。また、調査会社、コンサルティング会社、システム開発会社に勤務する方のエントリーは、ご遠慮いただく場合があります。
2.賞
最優秀賞(1点):賞金20万円
優秀賞(1点) :賞金10万円
佳作(1点) :賞金5万円
※それぞれ、該当者なしの場合があります。
3.エントリー方法
専用サイト(https://www.is.nri.co.jp/contest/2022/index.html)において、2022年5月20日から9月30日まで、エントリーを受け付けます。上記サイトのエントリーフォームに必要事項を入力・送信後、参加申込書および誓約書をダウンロードし、必要事項を記入の上、「マーケティング分析コンテスト2022事務局」へ郵送してください。書類の到着および内容の確認後に、分析用のデータを郵送します(送付開始は、5月下旬~6月上旬を予定しています。コンテスト終了後、データは返却していただきます)。
エントリー締め切り日:2022年9月30日
4. 説明会の開催
例年、エントリーされた方を対象にNRI(東京都千代田区)にて説明会を開催しておりましたが、昨今の状況に鑑みまして、本年は実施いたしません。代わりにサイト上で、配布データ等についての説明資料を掲載しますので、そちらをご覧ください。資料には、今回提供するシングルソースデータの特徴やテーマ設定の指針、分析の基本的な考え方について記載されています。
5.提供するデータ
関東圏(一都六県)に居住する3,000サンプルの同一調査対象者(20~69歳の男女個人:人口比を反映)から、2022年1月22日から4月2日にわたって収集した、広告・宣伝メディアへの接触状況と商品の購買行動に関するデータを、未加工のデータ(ローデータ)として提供します(データの特性と調査方法は、それぞれ図1~3をご参照ください)。データ構成などの詳細は、専用サイトをご覧ください。
図1 シングルソースデータの全体像
図2 調査方法
図3 追加データ
6.成果物の提出方法
研究成果は、パワーポイント形式で30ページ以内にまとめ、"要約文"および"応募用紙"とともに、電子メールに添付するか、または電子媒体(CD等)を郵送する形でご応募ください。
成果物提出締め切り日:2022年11月11日(当日必着)
7.審査基準ならびに審査結果の発表方法
マーケティング手法としての斬新さや、マーケティング戦略に新たな示唆を与えているかどうかを重視した審査を行います。審査結果は、専用サイト上で、2023年1月中旬に発表します。なお、過去の入賞作品も専用サイトにてご確認いただけます。
8.審査委員(敬称略、順不同)
<審査委員長>
阿部 周造 (横浜国立大学 名誉教授)
<審査委員>
桑原 武夫 (慶應義塾大学 総合政策学部 教授)
清水 聰 (慶應義塾大学 商学部 教授)
西尾 チヅル(筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 教授)
守口 剛 (早稲田大学 商学部 教授)
塩崎 潤一 (野村総合研究所 未来創発センター データサイエンスラボ室長)
9.学術論文としての活用
本コンテストに応募した研究成果を、学位請求論文(卒業論文、修士論文、博士論文)や、各学会などへの投稿論文にも活用いただけます。その際に、延長申請書を提出していただくことにより、データ貸与期間を延長することも可能です。
10.注意事項
・研究成果に関する知的財産権は、株式会社野村総合研究所および対象となる研究を行った方に帰属します。
・エントリー情報や参加申込書は、マーケティングデータ分析コンテスト事務局にて厳重に保管します。参加者の個人情報は、本コンテストに関する活動のみに利用します。
・参加申込書をご提出いただくと、やむを得ない場合を除き、研究成果の提出が必須となります。データを閲覧するだけなど、コンテスト応募以外の目的での参加はできませんので、ご留意ください。
・ご提供するデータは、本コンテストへの応募締め切り時、または延長貸与期間が終了した時点で、速やかにご返却いただくものとします。電子メディアなどに複写されている場合は、これを完全に破棄していただくこととします。