主催

開催日:2016年9月9日

第21回消費者マーケティングデータ研究会

進化するシングルソースデータの活用方法
~年間3万サンプル蓄積するデータの戦略的活用~

実施レポート

2016年9月9日(金)大手町サンケイプラザ4階大ホールにて、第21回消費者マーケティングデータ研究会を開催いたしました。 今回はシングルソースデータによる効果測定の事例ではなく、「シミュレーションモデルによるメディア配分」、「売上の構成を明らかにするマーケティングモデル」など、より深いテーマで講演をおこないました。

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やや専門的な講演内容であったにも関わらず、参加者からは「非常に濃い内容でした」「シングルソースのより深い使い方がわかった」など、驚くほど高い反応が得られました。

これまで培ったノルム値の紹介

まず、第一部では、インサイトシグナル事業部 部長の塩崎潤一が、シングルソースの概要とともにこれまで2008年から蓄積したデータから、メディア別の効果や特性などのノルム値を紹介。生活者接点において、16%のキャズムがあることに参加者からは納得の声が多く寄せられました。

シミュレーションモデルによる出稿の最適配分

続いて、第二部では、同じくインサイトシグナルグループの梶原光徳が、出稿の最適配分に関してご案内しました。シングルソースの実際のデータを利用して3つのケースでデモンストレーションも実施し、どのケースも実際の現場でよく耳にするパターンであったためか、参加者の関心度も高く、「こんなケースでも実施できるのか」、「早速、このブランドでシミュレーションして欲しい」といったお声が寄せられました。

メディアの最適配分は非常に多くの企業が頭を悩ませているテーマでもあり、少しでも何かヒントがないか、という参加者の方々によって、会場の熱気も高まりました。

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売上・セールスの要因を分解するマーケティングモデル

最後の章では、同じくインサイトシグナルグループの松下東子が、売上の要因を分解する、と題してマーケティングモデルの講演をおこないました。

最近のご相談として、単に出稿媒体だけを最適にするのではなく、広告と販促の配分やマーケティングの4P(広告、流通、価格、製品)全体の最適化など、上位レイヤから検討したい、というものが増えています。多くの企業様が試行錯誤をされている中、NRIはさまざまなメソッドを組み合わせ、予測制度の高いものを提供しているという事例をご紹介いたしました。

アンケートでは、「将来の売上予測」「マーケティングROIの改善」「目標達成のための広告投下量の推計」など、さまざまな重要な場面で活用できそうだ、という声が数多く寄せられました。

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セミナー概要

 野村総合研究所では2008年からシングルソースデータを継続的に取得しています。調査で得られたノウハウを研究会として定期的に発表しており、21回目の開催となりました。今回は、単なるシングルソースデータによる広告の効果測定の事例ではなく、新しいシングルソースの活用方法をご紹介します。特に、最近ニーズが高まっているマーケティングモデルなどの事例を中心に発表します。

 従来型の広告宣伝の効果測定だけではなく、今後のシングルソースデータの応用可能性などについて紹介することで、今後の広告宣伝戦略の立案に役立てていただければと思いますので、ご多忙とは存じますがご光来賜りますようお願い申し上げます。

日時 2016年9月9日(金) 15時30分~17時(15時開場)
会場 大手町サンケイプラザ 4階ホール
東京都千代田区大手町1-7-2
JR東京駅丸の内北口より徒歩7分、地下鉄大手町駅より直結
プログラム 1 シングルソースデータの新しい活用方法
2 シミュレーションモデルによるメディア配分の最適化
3 セールスの要因を分解するマーケティングモデル
定員 400名
ただし希望者多数の場合は、業種によってお断りする場合や 1社あたりの人数を制限、または抽選とする場合がございますので、予めご了承下さい。
対象者 企業の広告、宣伝、販促部門の方、企業の経営企画、マーケ/調査部門の方、広告会社、媒体社の方
参加費 無料(事前登録制)
主催 株式会社野村総合研究所
お問い合わせ先 野村総合研究所 
コンサルティング事業本部 インサイトシグナル事業部
セミナー事務局 松本、井沢
TEL:03-5533-2647  Mail:is@nri.co.jp