2018年6月22日
結婚式は、服装で悩む?ご祝儀で悩む?
ちょうどいいと思う結婚式の時間は、ズバリ1時間56分
6月といえば、ジューンブライド。諸説ありますが、ローマ神話に登場する女性の幸せを司る"女神Juno(ユノ)"が守護する月が6月であることから、「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」と言い伝えられております。それでは、今回のテーマは"結婚式"ということで分析してみましょう。
多くの時間と労力をかけて準備する結婚式ですが、参加者はいったいどのくらいの時間がちょうどいいと考えているのでしょうか。。
結婚式でちょうどよいと思う時間(性別)
全体でみると、ズバリ1時間56分。極端な違いはないものの、やはり男性のほうが少し短めを希望しているようです。
続いて、少しネガティブな質問ですが、結婚式のイベントで"あまり必要でないもの"を調査してみました。
あまり必要でないと思う結婚式でのイベント(挙式と披露宴のみ。二次会を除く)
あまり必要ではないと思われている上位には、「イベント・余興」「ゲストスピーチ」「主賓挨拶」「ファーストバイト」などがランクイン。また、かなり手間と時間がかかっていると思われる「映像やムービー関連」も意外と上位に入ってしまっています。この結果から、必要ないと思われているイベントを消去すると......
"乾杯→ケーキ入刀→食事→新郎新婦の挨拶"
となります。これだとさすがに味気ないと思いませんか?
服装もご祝儀も、悩むひとは同じ4割。でも属性をみると......。
では、親戚や知人の結婚式に招待された際、悩んだことのあるものを調べてみましょう。全体でみると、TOPはご祝儀の金額で40.7%。次に服装で37.0%と続きます。ただ、これを男女別で比較すると、、、
親戚や知人の結婚式に招待された際、悩んだことがあるもの(性別)
当然ながら、男女で悩むポイントは大きく異なるようです。特に服装、髪型について、圧倒的に女性が悩まれるようです。これらだけでなく、ほとんどの項目で女性のほうが大きい結果になっており、女性の方々の苦労が伝わってきます。
では、最後にこの悩みを、年代別に比較してみましょう。
親戚や知人の結婚式に招待された際、悩んだことがあるもの(年代別)
それぞれの項目をみると、20代や50代よりも、30代、40代の方のほうが悩まれていることが多そうです。やはり周りとのバランスなどいろいろな気遣いが必要になってくる年代なのでしょうか。ただ1点だけ、きれいに正の相関をしているものがあります。それは"ご祝儀の金額"。年齢があがるにつれ、関与の仕方やお立場も多様になりますから「いくら包むべきか......」は悩みのタネになるようです。
全ての出典)野村総合研究所 2018年5-6月期シングルソースデータ(関東エリア 男女20-59歳:N=2,615)(松本 崇雄)