広告はいつどのようにみられているのか

どのように生活者は広告を見ているのか

昨今の広告出稿では、テレビCMで流した動画素材を、テレビだけでなく、YoutubeやInstagramなどの動画広告や、電車内でのビジョン広告でも流用するケースが散見される。しかし、実際には各媒体ごとに、画面サイズや音あり・音なしなどの掲出形態に加え、生活者の広告の見方が異なっている。

「デジタル広告の見られ方」の把握方法

実態として、どのような時間に、どのような状況でメディア利用を行っているのかを調査した。具体的には、デジタルメディアの利用履歴から、曜日×24時間での利用率を分析。加えて、その際にどのようなシーンで利用していたかも調査を行った。

主要ビークルの曜日・時間帯別の利用率

Youtube・X・Instagramの時間別利用率は以下の通り。各ビークルとも共通して18時以降の利用率が高いが、Xでは平日朝と昼、Instagramでは昼間も利用されている

Youtubeの利用シーン

Youtubeの利用シーンを見ると、時間帯では18時以降が中心。「食事をしながら」「ベッド・ソファでくつろぎながら」視聴される割合が高い。

Instagramの利用シーン

Instagramは18時以降の夜帯の他、12時台の昼食時でも利用率が高い。平日には7~8時台の利用率もやや高めで移動中の利用が確認できる。特徴的な利用シーンは「休憩中に」「すき間時間を見つけて」が目立った

Xの利用シーン

Xは他のメディアに比べて、より「ながら利用」が目立つ。朝帯は「電車・バスでの通勤・移動中に」、昼に「食事をしながら」、全体的に「すき間時間を見つけて」が高い傾向。

NRIマーケティングサイエンスコンサルティング部では、シングルソースデータによる生活者の行動を毎日継続的に収集しております。お客様のテーマや課題にあわせて、データの追加調査や分析をおこない、マーケティング課題解決のお手伝いをいたしますので、こちらより、お気軽にお問合せください。